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  • 組立
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マスター

マスターは、40年前のアルマイト(電着塗装)が施されており、長年の年月と日光による色褪せで黒っぽかった物が写真のように白っぽく色褪せしたものがほとんどです。塗装ではブレーキOilが付着するので直ぐに剥がれてしまい帰って汚くなりますので出来る限り塗装は避けそのままの状態で使用出来るものを使用しております。
インナーKitは純正が販売されておりますので、純正インナーKitによりリビルとしております。

分解前
純正中古40年前の物です流石はカワサキ確り作ってます。
色あせはひどいですが、機能に問題がありませんのであえて再塗装はいたしません。ご要望ありましたらウレタン焼付けにて再塗装しますが、いずれブレーキオイルに負け塗装が浮いてきますので極力避けています。
本来当時物は昔のアルマイト(電着塗装)ですので、塗装とは違いますし、ピストン部加工前に着色しピストンのボーリングを行っていますが、後の加工の場合ピストン内にもアルマイトが付着しますので機能上問題がありますので避けてください。

分解・各種選別
全てを分解し超音波洗浄し、ネジ類をメッキ処理します。オイル粕がゼリー状になった物や、粉状になり付着し簡単に取れない物や、勿論ピストン内も同じ状況ですので、超音波にて分解・洗浄を繰り返しているうちに下記写真のように洗浄できます。

パーツ
前写真のマスターを超音波にて洗浄して、ボルト類をクローム鍍金処理しその他を洗浄し、インナーピストンはさすがカワサキ、まだメーカーから出ます。こういうパーツは純正を使用しましょう。

組立
超音波洗浄で奥に詰まったOilカスやエア抜きの穴のゴミまで洗浄しインナーを純正パーツにて組上げます。
ピストン、内壁、ゴムシールに傷を付けない様、慎重に作業します。

調整
最後にOilを入れ圧をかけ漏れがないかチェックし製品にします。最初に記載しましたが、色アセがひどくても機能上に問題はありませんので、あえて参考写真にしております。
ご要望ございましたら焼付け塗装もいたしますが、ブレーキオイルにて塗装が必ず浮いてきますのでその点ご了承の上ご検討ください。