RESTORE
レストア

レストアは工程・作業・人手どれを取っても外品パーツを利用する方がはるかに楽で、綺麗で、安価に仕上がりますが、当店のCOMPLETE車両の場合、どちらにするかは、オーナーのご意向次第です。滅多に2台目を買える物ではありません、しっかりと打合せ、ご検討・ご決断後、末長いお付き合いができますよう、お待ちしております。

車体
レストア=元の部品を出来る限り、再生・仕上る行程です。
昨今色々なメーカーから外国製部品が出て、Z1/Z2が今では誰でも組め、フレームとエンジン以外全て外国製の新品の車体がほとんどですが、本当にご満足でしょうか?
確かに外品パーツは新品・綺麗・安い。中古の約40年前のパーツは手間が掛りコストも高くつきます。ですがやはり「Z1/Z2」は日本の名車です。
 当店でもメーカー欠品の物・ユーザーの為のコストダウン・USED車両には外品パーツも使用しますが、長年使用し蓄積したデータと情報収集にて選りすぐった外品を使用し、肝心な個所は出来るだけ純正を使用するよう努めております。
ユーザー様も雑誌だけの情報に流されず、大きな買い物ですし何処で買われるにせよ、面倒でも足を運び、商談の下、良い物を作っていきましょう。

エンジン
輸入したその車体で組めるかどうかはEgで決まります。
まだカワサキ純正が出る部分が多いので純正品にこだわりましょう。なぜなら、やはり純正が一番です。
組付けに関しても基本に忠実に丁寧に組むことを心がけ、仕上げも元に色が付いていない部分は色を付けないよう努力しております。これによりEgの見栄えはかなり違います。
Egの塗装も自社にてOH時にも完璧なマスキングを施し少しでもブラストメディアの混入を減らし、メディアもグラスビーズでまず塗装を剥がしさらにウエットブラストにて目の細かいブラスト処理までしたのち、さらに特殊器材にて脱脂と、ブラストメディアの取除きを行い、一度乾燥後、塗装用のマスキングを施し、ワーク自体の温度を上げて7部艶焼付塗料により塗装を施します。(ガンコートご希望の場合はGUNコート塗料使用)
塗装完了後、焼付窯にて180℃て焼付を行います。
全ての工程終了後マスキングを剥がしますと塗装完了です。(新車並ですよ!!)
さらに焼付塗装上がりのEgを組みあげていきます。是非一度ご自身の目でお確かめください。
また1車毎の一欄の表に全てのデーターを記入しており、ステップUP、または必ずある不具合も、後に修理し易くしております。

リビルト
各パーツを細かく仕上げる工程で、ほとんどが自社にて仕上げられるよう19年間で特殊工具類も取り揃えてきました。また加工外注先も、長年の付き合いと信頼関係で共に研究を重ねております。
是非各パーツのリビルトの状況をご覧いただき、リビルトと外品新品の違い、また手の込み方をご覧の上ご検討ください。

塗装外装
ドレミ製の外装キットを自社にてキャンディ塗装し積んでおります。
純正にこだわりの方は、板金から塗装まで熟練の板金塗装工により一貫して仕上げられます。
純正のタンクを何個も剥がし、当時塗り方を追求し、現在日本各地の大手Z系ショップの外装は、かなりの割合で当社で塗装しております。
玉虫・MKII等のラインステッカーも、線幅・角アール処理を純正当時物から採寸しデータ起しし、自社のカッティングマシーンにて出力しておりますので、ラインステッカーが取置きで古くなる等が起こらないよう管理出来ます。
またZ独特の仕上げ磨きも(一番大変な作業ですが)ツルツルです。是非商品一覧にて詳細までご覧ください。

塗装車体
フレーム・スイングアーム・その他、鉄で出来ているパーツは基本的にブラスト後、保護の為にもパウダーコートします。
パウダーも老舗大手部品メーカーが利用している外注によりオートバイ部品のノウハウを利用させていただいております。(鉄小物も同)。純正に近い自社による焼付塗装も別途可能です。
アルミ部品、キャリパー等は焼付塗料で自社焼付窯により焼付塗装を施しておりますので塗装も強くブレーキフルードやガソリン油脂などによる塗装負けがありません。また7部艶により純正に近く、プラモデルのようなピカピカ感の無い仕上げにこだわっております。

メッキ
老舗大手部品メーカー・某有名老舗ビンテージハーレ専門店が利用しているメッキ工場にて、再利用できるメッキパーツを厳選・各種類のメッキ毎に仕分けし、大物は古いメッキを取除いた後、傷消処理・バフ後、再メッキしております。
純正レストアにこだわる場合、ご了承願いたいのが、必ず錆の跡(点・エクボ)が出ます。それがご納得いただけない場合は外品パーツをご指定ください。
走行・稼働にはさし当たって影響は無い物ですので、純正にこだわらない綺麗な車体になります。しかし、純正レストアにこだわる場合必ず突き当たる問題です。要ご検討ください。

バフ
1、とにかく綺麗に見せたい場合、フル鏡面バフがお勧めです、他社も全て鏡面バフ仕上げです。
2、当店では別に純正にこだわり、鏡面バフを当てた後、さらにヘアライン加工し、焼付けクリアー塗装を施し純正の新車に近いイメージで仕上げる仕様を設けております。
すべて鏡面バフですと購入時直ぐはピカピカ過ぎてプラモデルのようになり、購入後3カ月程で中途半端な手入れではくすみが目立ちます。そうするとフレーム外装は新車状態ですが光る部分が中古っぽくなりアンバランスになります。
新車当時からヘアライン加工・焼付クリア塗装というのには意味があるのです。この状態で仕上げると比較的落ち着いた大人のZ1/Z2となります。

マフラー製作
今時、「ベンダーの手曲げ風でなく、本気で手曲げしてる」とお笑いのことと思いますが、当店の手曲げ商品は本気で手曲げです。
この工程を見ると感激しますよ・・・
味・気合いが違います。たぶん手曲げで商品ラインナップしているショップは数少ないと思います。
職人が元気な間のみの限定生産になりますのでご注意ください。